日本の医療についてですが、海外の医療にはないような特徴が、何点かあります。
では、最大の特徴は何かというと、治療を行う際には、体へのダメージを極力小さくするよう考慮されていることです。
例を出すと、内視鏡を使用した消化器疾患の手術を行う場合、体に傷をつける範囲がほんのわずかですむため、術後の痛みが生じにくく、時間をかけずに回復できます。
それ以外にも、カテーテルを利用した血管内治療であったり、粒子線などの放射線治療なども、体にあまり負荷のかからない医療として、日頃から実施されています。
そして、総合医療に力を入れていることも、日本の医療の特徴として挙げられるでしょう。
検査による病の早期発見から、手術してから機能が正常に戻っているかなどを調べるところまで、ひとつの医療と考えています。
さらに、医療スキルに限らず、ドクター・栄養士がチームとなり、全体的に病気をみていくチーム医療が、今の日本の医療を支えています。